日別アーカイブ: 2016年3月3日

葉豆の豆知識 No.015

台湾茶編『台湾茶の分類』
中国茶の中に属される台湾茶ですが、
中国茶・台湾茶は分類上で発酵の仕方によって6種類に分けられます。
それぞれ緑茶、黄茶、黒茶、白茶、青茶、紅茶があります。
台湾茶は青茶に属するものが多く流通しています。
ご存知の通り台湾は中国より南に位置し
中央部には北回帰線が通り北部が亜熱帯性気候、南部が熱帯性気候になります。
さらに狭い国土には3,000m級の山脈があり高山茶という独自なお茶が作られています。
中国茶にはない高山茶を始め独自の発展を遂げた台湾茶
ここで代表的な台湾茶の数種類を簡単に紹介致します。

<<台湾四大銘茶>>
 脂肪燃焼分解作用、新陳代謝を活発にする働き、便秘やむくみ解消、
 メタボリックシンドローム対策など様々な生活習慣病の予防に効能があります。
 効能だけにとどまらず、お茶としての香りや味は格別です。
 ①凍頂烏龍茶………台湾茶の中では最も有名、蘭やクチナシなどの
          華やかな香りが変化し余韻が長く続きます。
 ②文山包種茶………発酵度が20%前後で緑茶に近い飲み口です。
          ほのかな甘みと百合、ヒヤシンスの花の芳香
 ③木柵鉄観音茶……発酵度が40〜50%と深めの焙煎
          ニッキと蜜の香りがする濃厚なお茶
 ④東方美人茶………発酵度が高く紅茶に近い飲み口になります。
          味の決め手はウンカにかじられた茶葉を使うことです。

<<台湾高山茶>>
 高山茶は標高の高い地域で栽培されるため、気温は涼しく朝晩は霧がたち込め
 日照時間も短い環境下で成長します。
 そのため苦味成分のカテキンが少なく、旨味成分のアミノ酸を多く含みます。
 「高山気」と言われる突き抜けるような力強い花香が特徴です。
 
 ①杉林渓高山茶……南投県竹山鎮大鞍里 海抜800~1,700m
          すっきりとした柑橘系の香りと味わい
 ②阿里山高山茶…….嘉義県梅山郷阿里山 海抜1,000~2,000m
          すっきりとした清々しい味わい
 ③阿里山金萱茶……..嘉義県梅山郷阿里山 海抜1,000~2,000m
          新品種の烏龍茶 独特のミルクやバニラのような香り
 ④梨山高山茶………台中縣和平郷梨山村 海抜1,700~2,400m
          後味は桃や梨のような甘いフルーティーさ
 ⑤大禹嶺高山茶……..南投縣仁愛郷栄興村 海抜2,000~2,700m
          濃厚なコクと滋味 喉に甘みが長く残ります。

『鵜沼茶坊 葉豆』では本国台湾の茶藝店でもなかなか飲む事ができない、
上記13種類全ての高級茶葉を用意しています。
初めてのお客様も台湾茶を飲んだ事のあるお客様も必ず満足して頂けると確信しています。

1 / 11