紅茶編『紅茶の分類』
日本人の多くの方は、紅茶と云えば日東紅茶、リプトンなどの
ティーバッグで淹れる紅茶が一番馴染んでいると思います。
紅茶の名称としてアールグレイ、ダージリン、セイロンなども馴染みがあると思います。
しかしながら、それらの名称の意味は全く異なります。
アールグレイはフレーバードティーの名称であり
ダージリンはインド北部の紅茶の産地の地名で
セイロンは旧国名で現在はスリランカです。
紅茶の世界で混同しやすい用語をここで簡単に説明致します。
①ストレートティー……日本では砂糖、ミルク、レモンなどを入れない
紅茶をストレートティーと言います。
本場英国ではレモンティーはありません。
②エリアティー……単一産地の紅茶で他の産地とブレンドしていないものを指します。
同一産地でのブレンドはエリアティーに含みます。
コーヒーで最近使われているシングルオリジンと同じ意味です。
インド….ダージリン、アッサム、ニルギリなど
スリランカ….ウバ、ヌアラエリア、ルフナ、ディンブラなど
③フレーバードティー……茶葉に果実や花などの香りをブレンドしたものを指します。
香りのつけ方も茶葉にエッセンスを加えたもの、花びらや果実の皮を合わせたもの、
茶葉に香りを吸収させたものと様々です。
キーマン茶に柑橘系のベルガモットの香りをつけたアールグレイが
最も有名です。他にアップルティーなどがあります。
④ブレンドティー……複数のエリアティーを合わせたものを指します。
フレーバードティーは含みません。
⑤ブラックティー……あまり馴染まないものですが、
英国などでは茶葉を使った紅茶のことを指します。
ブレンドティーは含み、フレーバードティーは含みません。
『鵜沼茶坊 葉豆』ではインド5種類、ケニア1種類、スリランカ4種類、
中国1種類、ネパール1種類のエリアティーをストレートティー又は
ミルクティーで飲む事が出来ます。