葉豆の豆知識 No.016

紅茶編『紅茶と水の関係』
日本茶、台湾茶、紅茶など茶葉を使用する飲み物において
水が果たす影響は大きいものです。
その際、意識しておきたいポイントは「空気」「硬度」「温度」の3つです。
これらのポイントを押さえて淹れた紅茶は同じ茶葉を使用しても
ワンランク上の出来栄えになります。

①空気 水分中の空気が少ないと泥臭くエグミが出ます。
 空気を多く含んだ水を作るにはポットに水を勢いよく注ぎ
 水分中に多くの空気を含ませます。
 汲み置きした水の場合、ペットボトルなどに入れ振って空気を含ませます。

②硬度 硬度とは水に含まれるミネラル含有量を表す数値です。
 硬度が高いとドロリと重く、低いと香味が出過ぎてアンバランスになります。
 同じ茶葉を使用しても硬水のイギリスと日本では水色や香味が違います。
 ペットボトルのミネラルウォーターでもヨーロッパ産の物は硬水が多く
 日本産の物は超軟水が多く両方ともに紅茶には不向きです。
 幸いにして日本の水道水は軟水で紅茶に向いています。
 カルキなどが気になる場合は浄水器をつけると良いでしょう。

③温度 水は沸騰させ続けると空気が抜けてしまいます。
 必ず沸騰直前で火を止めます。
 目安は水から強火で沸かし硬貨大の大きな泡が音を立てて弾け、
 表面が波打って来た状態がベストです。
 温度は98℃が適温になります。

水以外にも気をつけたいポイントは幾つかありますが、又後日……

『鵜沼茶坊 葉豆』では全て飲み物は浄水器を通した水道水を使用しています。

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