珈琲編『コーヒー生産国(アフリカ、その他)』
世界約60ヶ国で栽培されるコーヒーですが栽培品種は勿論のこと、
気候風土などにより味や香りは様々です。
今回は前回 No.008『コーヒー生産国(南米・中米編)』の続編になります。
①タンザニア(Tanzania)
日本ではキリマンジャロの銘柄で知られています。
赤道直下に近く雨季が二回あり収穫も二回行われます。
肥沃な火山灰土壌で栽培され、個性的で高品質なコーヒーを産出しています。
しっかりとした苦味とコク、柑橘系のフレーバー。
②エチオピア(Ethiopia)
日本ではモカの銘柄で知られています。
コーヒーのルーツとも云われています。
栽培される珈琲豆は原生種に近く小粒な珈琲豆が多く流通しています。
生産量の40%程度が国内消費されています。
シトラス系の香りとワインのような熟成感。
③イエメン(Yemen)
エチオピアと同じくモカの銘柄で知られていますが、
エチオピアはモカ・シダモ、イエメンはモカ・マタリと呼ばれています。
名前の由来はイエメンのモカ港から出荷されたことによります。
独特のモカフレーバーと呼ばれる、ワイン系の香気、すっきりとした味わい。
④インドネシア(Indonesia)
日本ではマンデリンの銘柄で知られています。
世界第4位の生産国ですが、高価なアラビカ種よりも
病害虫に強いカネフォラ種を多く生産しています。
珈琲豆の精製は生豆の状態で乾燥させるスマトラ方式と云う独特な
精製法で珈琲生豆は濃い緑色が特徴的です。
芳醇でトロピカルな香味、深いコク、キレのある苦味。
⑤パプアニューギニア(Papua New Guinea)
ジャマイカのブルーマウンテンコーヒーを移植したため
ブルーマウンテンコーヒーに近いバランスの良い珈琲が安価で楽しめます。
酸味の質が良くトロピカルフルーツ系のフレーバー。
この他インド、ベトナムなどがありますが、
やはり多くはカネフォラ種を生産しています。
『鵜沼茶坊 葉豆』では13ヶ国のコーヒーが楽しめます。