台湾茶編『台湾茶の分類』
中国茶の中に属される台湾茶ですが、
中国茶・台湾茶は分類上で発酵の仕方によって6種類に分けられます。
それぞれ緑茶、黄茶、黒茶、白茶、青茶、紅茶があります。
台湾茶は青茶に属するものが多く流通しています。
ご存知の通り台湾は中国より南に位置し
中央部には北回帰線が通り北部が亜熱帯性気候、南部が熱帯性気候になります。
さらに狭い国土には3,000m級の山脈があり高山茶という独自なお茶が作られています。
中国茶にはない高山茶を始め独自の発展を遂げた台湾茶
ここで代表的な台湾茶の数種類を簡単に紹介致します。
<<台湾四大銘茶>>
脂肪燃焼分解作用、新陳代謝を活発にする働き、便秘やむくみ解消、
メタボリックシンドローム対策など様々な生活習慣病の予防に効能があります。
効能だけにとどまらず、お茶としての香りや味は格別です。
①凍頂烏龍茶………台湾茶の中では最も有名、蘭やクチナシなどの
華やかな香りが変化し余韻が長く続きます。
②文山包種茶………発酵度が20%前後で緑茶に近い飲み口です。
ほのかな甘みと百合、ヒヤシンスの花の芳香
③木柵鉄観音茶……発酵度が40〜50%と深めの焙煎
ニッキと蜜の香りがする濃厚なお茶
④東方美人茶………発酵度が高く紅茶に近い飲み口になります。
味の決め手はウンカにかじられた茶葉を使うことです。
<<台湾高山茶>>
高山茶は標高の高い地域で栽培されるため、気温は涼しく朝晩は霧がたち込め
日照時間も短い環境下で成長します。
そのため苦味成分のカテキンが少なく、旨味成分のアミノ酸を多く含みます。
「高山気」と言われる突き抜けるような力強い花香が特徴です。
①杉林渓高山茶……南投県竹山鎮大鞍里 海抜800~1,700m
すっきりとした柑橘系の香りと味わい
②阿里山高山茶…….嘉義県梅山郷阿里山 海抜1,000~2,000m
すっきりとした清々しい味わい
③阿里山金萱茶……..嘉義県梅山郷阿里山 海抜1,000~2,000m
新品種の烏龍茶 独特のミルクやバニラのような香り
④梨山高山茶………台中縣和平郷梨山村 海抜1,700~2,400m
後味は桃や梨のような甘いフルーティーさ
⑤大禹嶺高山茶……..南投縣仁愛郷栄興村 海抜2,000~2,700m
濃厚なコクと滋味 喉に甘みが長く残ります。
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